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洛南・宇治平等院界隈

JR宇治駅から約10分、京阪宇治駅からは宇治橋を渡ったところから始まる平等院表参道は、老舗のお茶屋さんが立ち並び宇治茶の香りが漂う歴史のある道です。古い茶舗は室町時代から続いているらしく、落ち着いた趣のある参道を進むと平等院の表門です。表門をくぐって進むと池の傍の本堂である鳳凰堂が見えます。鳳凰堂は10円硬貨の図柄で誰でも知っているでしょうが、あらためて本物を見てみると、確かに平安貴族があこがれた極楽浄土の宮殿らしい装いです。

宇治平等院春には鳳凰堂の対岸に枝垂桜が咲き、翼廊を持つ優美な姿が阿字池に映る様は平安絵巻の物語の情景のようです。平等院は藤原全盛期に造られ、国宝であり世界遺産にも登録されている鳳凰堂は、平安時代の代表的な建物です。当時はかなり規模の大きな寺院だったらしいのですが、建武3年に楠木正成によって焼かれたりその後の応仁の乱で一時荒廃し、現在に残るのは鳳凰堂や鎌倉時代に再建された観音堂のみです。平等院から参道を戻って宇治橋を渡り、ちょうど宇治川を挟んで平等院の対岸に位置する宇治上神社へ向かいます。

春の季節には、この宇治川にかかる橋から天瀬ダム方面を眺めると、ソメイヨシノや八重桜の美しい色彩が眺められます。宇治の山裾に建つ宇治上神社は、平安時代に建てられた平等院の鎮守の社として崇められ、応神天皇や仁徳天皇、菟道稚郎子命(うじのわきのいらつこのみこと)が祀られていることで有名です。国宝になっているその本殿は、一間社流造りでできた現存する日本最古の神社建築となっており、また境内正面にある同じく国宝の拝殿は鎌倉時代に建てられた寝所造りの様式で、いずれも美しく貴重な建物です。また、境内には宇治七名水のひとつ「桐原水」の湧き水がありますから、ちょっと口を潤すのがいいですね。

平等院の近く、宇治川西岸には対鳳庵という宇治市市営のお茶室があります。宇治川を挟み鳳凰堂に相対していることから対鳳庵と名付けられたこのお茶室は、宇治茶の振興と茶道の普及を目的に作られたことから、お点前のことを知らない観光客も気軽に体験することができます。美味しい宇治茶と四季折々のお菓子をゆっくり味わいながら、源氏物語など多くの歴史や文化のある宇治の町の雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょう。

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洛南では、京都の持つ歴史の豊かさを実感できる神社仏閣や街並みがあり、また南の平等院界隈では、平安時代の歴史や文化を体感したり、名産の宇治茶を味わうことも出来ます。

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