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洛中・三条通り界隈

烏丸通りから寺町通りあたりにかけての三条通り界隈は、大正・昭和ロマンを感じることのできる街並みで有名で、赤レンガの洋館や明治から大正、昭和初期の近世の建造物が数多く現存する、新しい観光スポットとして注目されているエリアです。京都市も、この地域の現存する歴史的な建物の保存に力を入れており、近代的な街並みの中に伝統的な町屋や古い建物の残る独特な街並みを維持していく動きを推進しています。
六角堂
高倉通りの角にある京都文化博物館は、そんな風情の残る街並みの中にあり、京都の歴史と伝統文化を幅広いジャンルで分かりやすく観ることのできる素晴らしいミュージアムです。また、明治39年に作られた洋風建築物の別館は、かつて日本銀行京都支店であった建物で、レンガ作りの洒落たつくりになっています。この界隈には、他にも伝統的木造様式で作られた京町屋や大正ロマンの風情を感じさせる旧日本生命ビル、レンガ作りの京都中京郵便局など見ごたえのある建物が多く立ち並んでいます。

京都文化博物館を東に進むと、寺町通りの手前右手にイノダコーヒー三条支店が見えてきます。この支店の裏庭も秀逸ですが、やはりイノダは堺町を少し南に下ったところにある本店が格別です。ここへは学生時代からずっと通っていましたが、今でもイノダというと故・高田渡さんの歌っていた「コーヒーブルース」の「三条へ行かなくちゃ、イノダへね」という歌詞が思い浮かびます。喫茶店の多い京都ですが、古くからある喫茶店はそれぞれ独特の味を持っており、ここイノダも古くは文化人や町屋の旦那衆が集うサロンとして利用され、今も当時の香りを残す広くゆったりした空間と庭を持つお店です。

この界隈の歴史的な見どころは、烏丸三条を少し南に下った六角にある六角堂で、正式名称は紫雲山頂法寺といいますが、通称六角さんとして京都人には親しまれています。六角堂には「へそ石」というものが本堂前にあり、この石の位置が京都のほぼ中心だと言われています。この本堂の北にある本坊は池の側にあったことから「池坊」とも呼ばれていましたが、ここが「生花」の発祥となった場所でもあり、今も家元の道場では研修する姿が眺められます。また、この六角さんの境内には、あまり知られてはいませんが、早咲きの御幸桜がとても見事ですから、早春の京都を訪れる際にはぜひ寄ってみてください。

京都市・洛中エリア

洛中は京都の中心エリア。京都の玄関口・京都駅や京都一の繁華街である河原町があります。また、花街情緒あふれる木屋町や先斗町、京の台所・錦市場のある市街地エリアです。

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