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最新記事【2007年06月15日】

きもの、楽詩帯、和風Tシャツの京都・桔梗館

きもの、和装小物や自分で簡単に締められる楽詩帯(らくしたい)、蛇の目傘、古くなったキモノのクリーニングなどのクリニック。そして「和」にこだわった家紋入、和風Tシャツのショッピングサイト
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桂離宮の探訪

園芸おじいちゃんが桂離宮に訪れた記録を、写真とコメントで紹介します。
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京都 観光・ぶらり伏見  

おいでやす京都 /「京都観光・ぶらり伏見」では、一日のホテル宿泊でお気軽小旅行できる魅力ある観光スポットを紹介致します。 
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京都口コミぶらり歩き

京都の口コミ名所など京都の色々に迫ったサイトです。少しでも京都を満喫していただけたら幸いです。
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京野菜~上鳥羽特産

上鳥羽で生産される京野菜と生産者の方々と、伝統の京野菜を紹介するサイトです。
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京都グルメ情報サイト!! 京味まんさい

京都発!観て楽しい・調べておいしい京都のグルメ情報サイト。月1更新でお店のお得な最新情報まんさい!
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京都観光ノススメ

京都観光をする人のために京都の観光スポットを紹介しているサイトです。
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京都ガイドブック

「喰う」「寝る」「遊ぶ」どんな情報でも京都ガイドブックからゲット!グルメ情報はもちろん、穴場のスポットや裏情報までご紹介します。

最新記事【2007年06月14日】

旅・信州・さわやかリフレッシュ!

信州の自然、温泉、観光地、お土産品などの情報を提供しているサイトです。
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湯っ~たり ゆっ~くり温泉旅行

温泉旅行の楽しさや、健康、ダイエット、美容、地域情報などを紹介しています。
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関西グルメ情報プリティオンライン

関西の女性向け最新情報『プリティオンライン』
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自由な旅人たち in JAPAN

一人旅の魅力、注意点、計画方法、鉄道切符の購入法等。
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キャンプ旅に行こう

管理人NOBUの旅日記やキャンプ・バイクツーリング等のノウハウを掲載しているサイトです
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宮島 観光 案内ナビ

安芸の宮島の目の前に住むTOMOが619枚の写真を使って宮島観光を事細かに紹介しています。

最新記事【2007年06月13日】

おでかけインフォ

神奈川のお出かけ情報をわかりやすく紹介しているサイトです。エリアやジャンル別に公園や動物園などのお出かけ情報を写真や感想を交えて紹介しています♪
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info 沖縄.コザ

異国情緒のあふれる街コザを紹介するサイトです。
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Photo Album 広島の夜景 - 壁紙,写真,撮影講座

広島県内の夜景・夕景・風景・滝写真をパノラマや壁紙で掲載しております。
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おとぎの森公園

高岡おとぎの森公園は癒しのスポットです。写真をいっぱい使って施設をレポート、是非おでかけ下さい。
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北海道網走市・子供とママのためのワクワク公園マップ

・網走市内の公園を方面別に紹介。

京都市観光エリアガイドでは、相互リンクをしていただけるサイト様を募集しています。ご希望の方は、下記項目をご記入の上メールにてお問い合わせ下さい。

・貴サイトの名前
・貴サイトのURL
・紹介文
・当サイトへのリンクページURL

京都市観光エリアガイドへのリンクは以下のようにお願いします。

サイト名:京都市観光エリアガイド
URL:http://www.beck-on.net/kyoto/
紹介文:京都の街歩きにお役に立てていただけるサイトです。

※紹介文は変更していただいて構いません。

お問い合わせ:info※ryoko-net.com

よろしくお願いします!

最新記事【2007年06月12日】

京阪神に路線を張り巡らしている阪急電鉄の京都線終着駅である河原町駅は、街を南北に走る河原町通りと東西に走る四条通りの交差する位置にあり、同電鉄の京都のターミナル駅となっています。駅に隣接した四条河原町阪急や高島屋などのデパートはこの界隈のランドマークとなり、繁華街である河原町観光の起点ともなっています。また、ここからひとつ手前の烏丸駅までは地下道で繋がっていて、烏丸駅と地下鉄の四条駅はすぐ近くですから、どちらの方向へ向かうにもとても便利なロケーションです。

河原町は昔から若者の街とも呼ばれ、私が学生時代を過ごした頃も何かにつけうろうろと散策していた街でした。現代的な最新ファッションビルが建ち並ぶ中、古き良き京都の趣をそのまま残したお店も点在し、また京都らしい幕末の動乱を感じさせてくれる石碑なども残るそんな街です。河原町は四条から三条にかけてが一番賑やかで、いろんなお店を眺めての街歩きにも適したエリアで喫茶店がとても多いのが特徴です。このあたりは現在ファッションビルのリニュアルや新築が相次いでおり、烏丸通りや京都駅周辺の最近の賑わいに対抗するかのように、新たな飲食施設も相次いで誕生しており、徐々に往年の一大繁華街としての賑わいを取り戻しつつあります。

歴史的な見どころとしては、四条から少し北に向かった右手には幕末の志士で土佐陸援隊隊長であった中岡慎太郎の「寓居の地」という石碑があります。この石碑のすぐそばには有名な「あぶら取り紙」のお店などもあり、京都らしいお土産を探すのにもいいですね。そこから少し北に向かうと左手には、坂本龍馬と中岡慎太郎が暗殺された醤油商・近江屋の跡があります。2004年にNHKの大河ドラマ「新撰組」で増沢望が中岡を演じて以来、この2つの地はちょっとした名所にもなっているようです。

洛中エリアガイド洛中は京都の中心エリア。京都の玄関口・京都駅や京都一の繁華街である河原町があります。また、花街情緒あふれる木屋町や先斗町、京の台所・錦市場のある市街地エリアです。

繁華街の河原町通りから一筋西へ入った所にある新京極通り、そしてその西側にある北の鞍馬口通りから五条通りまで京都のほぼ真ん中を南北に貫いている寺町通り、この両通り一帯には新旧の京都の魅力がぎっしりと詰まっています。有名な寺社仏閣や名所旧跡巡りでスケジュールが一杯になりがちな京都観光ですが、京都に来たらこの界隈はやはり一度は歩いてみて欲しいですね。寺町通りには、その名の通り寺院が多く、それにまつわる仏具屋さんや古くからの筆や硯を扱うお店なども沢山あります。

本能寺から下ってくる北のほうには古本老舗の竹苞書楼など古い街並みが続き、四条通りを南へ下ると京都随一の電脳街となっており、そんな派手なショップ群の中にも古いお寺が点在していて面白い街並みを形作っています。また、四条通りから寺町通りを北へ上がってすぐの京極一番街では、八つ橋を自分で焼ける体験コーナーのある井筒八つ橋本舗が有名で、お店の人に教えてもらいながら自分特製のものを焼いてお土産にすることもできます。寺町通りのすぐ東、河原町通りの一筋西にある新京極通りは四条通りと三条通りに挟まれた南北500メートルあまりのアーケード街です。

その下町風情溢れる界隈は、私が学生の頃はナンパの名所にもなっていましたが、今もリーズナブルな衣料やお土産物、大衆的な食堂、露店、映画館が渾然一体となった市内屈指の古い佇まいを残す繁華街です。新京極アーケードは寺院の境内に出た屋台が発祥ですから、今もなお当時の縁日のような雰囲気を持った街となっており、京名物の蒸し寿司が評判の店や、各地からその味に魅せられて買いに来る焼き芋屋さんなど庶民的なグルメも充実しています。また、新京極通りと錦小路が交差する錦天満宮辺りは商店街の一番賑やかなところで、以前から全国の修学旅行の生徒達の集うメッカにもなっています。

錦市場新京極の錦天満宮から始まる錦小路通りは、西の壬生川通りまで約2キロにわたって続く幅約3メートルの小さな通りです。そして錦小路通りが寺町通りと交差する辺りから、西の高倉通りまでの約400メートル一帯が錦市場と呼ばれ、道の両側には約150の店が軒を連ね、別名「京の台所」とも呼ばれています。鮮魚や京野菜、加工食品を扱う店が殆どで、午前中は旅館や料理屋向けの業務卸、午後からは一般向けに少量単位で商売する店が多いです。若狭方面からの鯖街道で知られるように、盆地にもかかわらず京都は古くから若狭カレイやグジと呼ばれるアマダイなど、鮮魚やその加工品の流通が盛んでしたから魚を扱うお店がかなり多く、チリメンジャコや鰹節など加工品や調理済みでお土産にもなるものも多くあります。また老舗のお惣菜専門店や京野菜、京漬物などもあり、特に京漬物はパックのお土産用とは一味違いますから試してみましょう。

京都の食文化が一堂に集まっていると行っても過言ではない錦市場ですが、観光で行っても楽しいのが、おやつになる豆乳ドーナツやアイスクリームを扱っている老舗「藤野」の錦店「こんなもんじゃ」で、ここはいつ行っても若い女性で長蛇の列です。中には喫茶コーナーもあって、街歩きの疲れを癒すのにも最適です。

四条河原町を起点とし、四条通りの東の突き当たりである祇園さん(八坂神社)までの四条通り界隈は、京都で一番人通りの多いところとして知られています。四条通りを東に進むと、すぐに鴨川に掛かる四条大橋が見えてきます。その少し手前に木屋町通りが交差し、通り沿いにお堀の様な高瀬川が流れています。この川は森鴎外の「高瀬舟」でも有名ですが、古くは運河として物流の中心的な存在でもありました。
先斗町また幕末には、勤皇の志士らのアジトがあり、坂本龍馬や桂小五郎などの潜伏跡や暗殺事件の舞台となった場所で、その碑が街のあちこちにあります。今の木屋町通りは、様々な飲食施設が充実する繁華街となっており、食事や休憩をするにも最適な場所です。木屋町通りを過ぎると、高野川と加茂川が合流して京都を南北に貫く鴨川に掛かる四条大橋はすぐそこです。鴨川のすぐ手前には、四条通りから三条通り手前までの細い先斗町の通りが鴨川に沿って続いています。

先斗町は祇園と並び京を代表する花街で夜の街、夕刻には舞妓がお座敷へ向かう姿が見られ、情緒豊かな通りとなります。お茶屋さんや料理屋が通りの両側に並び、古くからのお店はイチゲンお断りですが、最近では気軽に利用できる洒落たカフェやバー、レストランも増えてきています。この通りの三条寄りには鴨川踊りで有名な先斗町歌舞練場があり、舞子たちが練習に通う姿も見受けられます。

先斗町の通りから東へ向かうとすぐの加茂川の河原では、平安末期から処刑が行われ、歴史的に有名な大泥棒の石川五右衛門、戦国末期には石田光成が処刑されています。その後、河原が芝居興行の場所となっていき、出雲の阿国なども出てきて歌舞伎の発祥の元ともなった場でもあります。そうした興行を観るために、床机を並べて涼をとったのが今の納涼床の始まりだとも言われています。現在の鴨川では、6月から9月まで河原に納涼川床がかかり、川沿いの料理屋さんがそれぞれ趣向を凝らした京料理を提供しています。全国的にも有名な夏の京都の風物詩となっていますが、これは一度は体験してみる価値はありますね。鴨川に掛かる四条大橋を渡ると、すぐ右手には京都四条南座が見えてきます。南座は、元和年間に京都四条河原町に認可された7つの櫓の伝統を、当時のままに今に伝える桃山風破風造りの唯一の劇場で、歌舞伎発祥の地としても唯一残っている劇場です。

近年では京の年中行事ともなった歳末の吉例顔見世興行は、第2次大戦中も一度も絶えることなく続けられて来ています。ここから突き当たりの祇園さんまでは、四条通りの両側に軒を連ねる京都独特の扇子屋さんなどアクセサリー店を見て歩くのが楽しい散策道です。

烏丸通りから寺町通りあたりにかけての三条通り界隈は、大正・昭和ロマンを感じることのできる街並みで有名で、赤レンガの洋館や明治から大正、昭和初期の近世の建造物が数多く現存する、新しい観光スポットとして注目されているエリアです。京都市も、この地域の現存する歴史的な建物の保存に力を入れており、近代的な街並みの中に伝統的な町屋や古い建物の残る独特な街並みを維持していく動きを推進しています。
六角堂
高倉通りの角にある京都文化博物館は、そんな風情の残る街並みの中にあり、京都の歴史と伝統文化を幅広いジャンルで分かりやすく観ることのできる素晴らしいミュージアムです。また、明治39年に作られた洋風建築物の別館は、かつて日本銀行京都支店であった建物で、レンガ作りの洒落たつくりになっています。この界隈には、他にも伝統的木造様式で作られた京町屋や大正ロマンの風情を感じさせる旧日本生命ビル、レンガ作りの京都中京郵便局など見ごたえのある建物が多く立ち並んでいます。

京都文化博物館を東に進むと、寺町通りの手前右手にイノダコーヒー三条支店が見えてきます。この支店の裏庭も秀逸ですが、やはりイノダは堺町を少し南に下ったところにある本店が格別です。ここへは学生時代からずっと通っていましたが、今でもイノダというと故・高田渡さんの歌っていた「コーヒーブルース」の「三条へ行かなくちゃ、イノダへね」という歌詞が思い浮かびます。喫茶店の多い京都ですが、古くからある喫茶店はそれぞれ独特の味を持っており、ここイノダも古くは文化人や町屋の旦那衆が集うサロンとして利用され、今も当時の香りを残す広くゆったりした空間と庭を持つお店です。

この界隈の歴史的な見どころは、烏丸三条を少し南に下った六角にある六角堂で、正式名称は紫雲山頂法寺といいますが、通称六角さんとして京都人には親しまれています。六角堂には「へそ石」というものが本堂前にあり、この石の位置が京都のほぼ中心だと言われています。この本堂の北にある本坊は池の側にあったことから「池坊」とも呼ばれていましたが、ここが「生花」の発祥となった場所でもあり、今も家元の道場では研修する姿が眺められます。また、この六角さんの境内には、あまり知られてはいませんが、早咲きの御幸桜がとても見事ですから、早春の京都を訪れる際にはぜひ寄ってみてください。

二条城地下鉄の東西線「二条城前駅」を降りてすぐ、堀川通りの東に建つ二条城は、関が原の戦いで勝利した徳川家康が京都の居所として建設した城で、伏見城から移築した煌びやかな唐門や国宝の二の丸、など見どころが数多くあります。本丸は春と秋の特別公開期間以外は非公開ですが、二の丸の庭園をみたり場内散策するだけでも充分価値はあるでしょう。

また、この駅周辺には、江戸時代に上洛の折に滞在する居所を持たない大名のために建てられた二条陣屋、かつて平安京造営の際に禁苑として造られた神泉苑、死んだ父が蘇生したという平安時代の伝説を持つ堀川通り沿いの一条戻橋などの見どころがあります。

二条城エリアの北東、地下鉄今出川駅から歩いて10分の位置に、明治維新まで長年に至り皇居であった京都御所があります。正殿である紫宸殿は典型的な寝殿造りで、奥にある清涼殿など絢華で荘厳な建物が立ち並び、往年の優雅な宮廷生活が偲ばれます。参観は許可制となっており、所内の説明を受けながら御車寄から御三間まで決められた順に参観していきます。この京都御所は、京都御苑という広大な敷地の公園の中にあり、京都御所を含め仙洞御所、大宮御所などがその敷地内にあります。京都御苑は、明治維新前までは皇族や公家の屋敷が立ち並ぶ特別なエリアでしたが、現在は芝生や木々の立ち並ぶ静かな公園になっています。

この御所の近く、今出川通りを北西に上ったところには、私が若かりし頃から通っていた「ほんやら洞」という喫茶店が今も残っています。当時は近辺の学生達で賑わう熱い喫茶店でしたが、今も当時の雰囲気を残し、様々な京都でのイベント情報も提供している面白い店です。御所周辺の散策で疲れたら、ホット一息いれるのにいいでしょう。また、御所の南、地下鉄京都市役所前駅からすぐのところには、歴史的な見どころとして、織田信長が明智光秀に討たれた地として有名な本能寺があります。本能寺を参詣した後は、寺町通りを新京極方面に下って散策するのもいいでしょう。

1200年の歴史を持つ織物の町、西陣の昔ながらの街並みを歩いていると、どこからともなく機織の音が響いてきます。京都で織物作りが始まったのは、平安京が築かれるよりも前の5世紀頃で、平安京に遷都されてからは「織部司」という宮廷の織物を管理する部署が作られ、綾や錦などの高価な織物作りを奨励したのが本格的な歴史の始まりのようです。応仁の乱以降、戦乱で各地に離散していた職人が京都に戻り、西軍の陣地が置かれていた辺りで織物作りを再開、この頃から当地を西陣と呼ぶようになったのです。

西陣織会館から少し北へ上がると、蹴鞠の神様を祀ることで有名な白峯神社がありますが、最近ではサッカーの神様としても評判になってきました。ここから少し歩くと、鳴き虎の掛け軸で有名な報恩寺があります。秀吉がこの掛け軸を気に入り、聚楽第へ持ち帰ったものの虎の鳴き声で一睡もできなかったという言い伝えがある掛け軸です。近くには、長谷川等伯筆の「佛涅槃図」が保存されている本法寺があり、本阿弥光悦の造営した三巴の庭とも呼ばれる素晴らしい庭園でも有名です。

すぐそばには裏千家センターがあり、中の茶道資料館には茶碗や湯釜などの逸品の展示などもあり、お茶の世界を知らない人にも楽しめます。堀川通りに沿って少し下ると別名人形寺、光格天皇遺愛の品をはじめ、多数の人形を所蔵している宝鏡寺があります。そのままもう少し堀川通りを下り、西陣織会館近くまで戻ってくると、京都では有名な老舗の煎餅屋さん「田丸弥」があります。ここでは煎餅以外にも、喫茶メニューや焼きたての京野菜で作られたお菓子、お茶漬けなどもいただけますから、一休みするのにちょうどいいですね。西陣への最寄り駅は地下鉄今出川駅になります。

西陣織会館を南下し、今出川通りをしばらく西に進んで南に入ると笹屋町、この通りには昔ながらの機業家が続き、京の伝統が息づく家並みは、ちょっと昔へタイムスリップしたような気持ちになります。しもた屋風の町屋の通りでは、辻ごとに小さな祠があって可愛い赤い前掛けしたお地蔵様が祀られています。笹屋町から今出川通りへ戻り、智恵光院通を北へ向かうと古い西陣の町並みが残る紺屋町に入ります。さらに北進すると、空海が嵯峨天皇の病気回復祈願のために彫ったという歓喜天が祀られている雨宝院があります。

雨宝院から西へ向かうと千本通りとの角に、空海が開基した石像寺があります。本堂の石の地蔵菩薩が、前世の罪悪で手の病に苦しんでいた人の手から、釘を抜いて救済したという言い伝えの残る寺で、地元の人は親しみを込めて釘抜地蔵と呼んでいます。釘抜地蔵から千本通りを南へ下り、今出川通りへ出る手前には、昭和12年から続く西陣最古の喫茶店「静香」があり、散策後に休憩するのもいいでしょう。先斗町の芸子さんであった静香さんが開いたことから、源氏名がそのまま店の名前として引き継がれています。クラシックな布張りの椅子やカウンターなどレトロな雰囲気で溢れているお店で、昭和初期の西陣のノスタルジーを味わうには最適なお店です。

北野天満宮今出川通りを西へ、上七軒をさらに西に向かった所には、西陣エリアの南西に位置する北野天満宮があり、全国で1万を越える天満宮の総社として菅原道真を祀っています。江戸時代以来、学問の神「天神様」として庶民に親しまれ、その信仰は現在に至るまで受け継がれており、その境内はいつも合格祈願をする受験生でいっぱいです。また、天神さんは梅の名所としても有名で、境内にある数十種2000本の梅のうち、1月初旬から早咲きの梅が咲き始めると、遅咲きの梅が咲き誇る3月初旬までは境内一円梅の香りで包まれます。道真公の誕生日にまつわる毎月25日には、天神さんの市がたち、昔ながらの古着や骨董品の露店が境内に並びます。北野天満宮へは市バスの北野天満宮前、もしくは京福電気鉄道北野白梅町駅が最寄の駅となります。

最新記事【2007年06月11日】

京都の表玄関として、1997年にリニューアルされた京都駅は、それ以降京都の新たな顔として情報発信やファッションの中心地となってきています。京都観光で訪れた際には、まずは最初に駅ビル内にある京都市観光案内所を利用してみるのが最近のトレンドです。最新の京都観光情報をはじめ、遊びのスポットやグルメについても数多くの情報が揃っていますし、日帰りツアーなども申し込めます。また、最新の京都観光マップなども無料で入手できますし、目の前にある京都タワーの割引券もありますから、ぜひ寄ってみましょう。

また、駅周辺には京都伊勢丹やアバンティ京都、地下街ポルタなどショッピングモールも揃っており、旅行中の日用品やお土産を買うのにも便利です。京都駅界隈では、まずは駅のまん前にある京都タワーに登ってみるのが京都の全体を掴むコツです。見たところあまりたいしたことのないように見えるのですが、いざ登って景色を眺めてみると、地上100メートルの展望室からは、碁盤の目のような京の町並みや周りを囲む山々を望むことができ、その眺めの素晴らしさにちょっと驚きます。

京都駅周辺の歴史的な見どころでは、世界遺産に登録された桃山文化で有名な西本願寺、密教の東寺などがあります。西本願寺は浄土真宗本願寺派の本山で、伏見城や聚楽第から秀吉ゆかりの建造物が移築されていて桃山文化が偲ばれます。重要文化財の御影堂には親鸞聖人の荼毘の灰を漆にまぜて塗ったと伝えられている坐像が安置されています。一方、密教寺として知られる東寺は、正式名を教王護国寺といい、国宝である高さ55メートルの五重塔でよく知られています。空海が真言宗の修行道場として開いた寺で、密教思想を表現した曼荼羅の仏像21体が並んでいます。

大原というと、コマーシャルなどでもよく取り上げられているように秋の紅葉を思い浮かべる人が多いでしょうが、秋以外の季節の大原も魅力がいっぱいです。大原は大人気の京都定番観光地のひとつですが、観光スポット以外では田園や林など意外と長閑な趣の残るエリアです。春には田園風景の中に桜の花が広がり、夏は青々とした木々の中で賑やかなセミの声、冬にはしんしんと雪の降るしっとりとした景色、と四季折々それぞれ違った豊かな自然を感じさせてくれます。

宝泉院またシーズンのピークを外すと、観光地・大原も意外と静かな時があります。 京都駅からバスで約1時間、市街地とはまた違った落ち着いた魅力で溢れている大原では、バスターミナルからは歩いて参道を巡ってみましょう。三千院、来迎院、実光院、 勝林院、 宝泉院、そしてこれらの寺々からはちょっと距離はありますが「平家物語」でお馴染みの寂光院と、それぞれ趣の違った風情のある寺社が続きます。三千院はあまりにも有名な観光地という感は否めませんが、それでもやはり往生極楽院や平安期の優雅な阿弥陀仏、大和座りをしている脇仏など、見どころ満載の門跡寺院であり、また春の新緑に始まり石楠花、紫陽花、そして秋の紅葉といつも花木の変化を楽しめる名所でもあります。

大原はまた、声明でも有名な土地で、三千院から奥に進んだ来迎院は、851年に円仁が天台声明の道場として開いた寺で、日曜日の午後になると独特の節回しで「をんさらばー」と輪唱、合唱が始まります。声明は、仏教儀式や大きな法要などで聞いたことがある方もおいででしょうが、何人ものお坊さんが唱えるお経のような声楽で、和楽の源とも言われています。私がかつて悩み多き?学生だった頃、考え事があるときにはよくこの大原へ出向いたものですが、静かな山里でどこからともなくこの声明が聞こえてくると、なんだか心が洗われたような気分になったものです。

来迎院からさらに奥へ進むと音無しの滝への山道となり、道はかなり険しくなりますから、歩くのに自信のある健脚の方向けですね。実光院では、住職手作りの庭で紅葉の季節に咲く「不断桜」が観られ、抹茶やお菓子がついた拝観料でゆっくり楽しめます。すぐ近くにある勝林院もまた、声明の根本道場として1023年に開かれたお寺で、来迎院と共に声明二流とも呼ばれています。隣の宝泉院は、柱と鴨居を額縁に見立てて眺める庭園が有名で、こちらでも拝観料に含まれている抹茶をいただきながらすてきな庭を鑑賞する事ができます。

これまでのお寺とはちょっと離れたところにある寂光院へは、お土産物屋さんの続く道を抜けて、途中に平家物語に出てくる「朧の清水」や「落合の滝」などを観ながら山里の細い田舎道を進みます。 寂光院は聖徳太子が創建した寺で、ご本尊の地蔵菩薩も聖徳太子の作だと伝えられています。平家物語では、建礼門院が隠棲した寺としても描かれており、その後に一時荒廃したのですが、淀君が再興した寺としてもよく知られています。大原では、様々なお土産屋さんが軒を並べていますが、ここでの一押しは花器や菓子皿、コースターなどの和紙製品を扱うお店です。中でもオリジナルを扱う手作り感覚溢れるようなお店がおすすめです。

洛北エリアガイド洛北は市街地とはまた違う魅力を持ち、田園風景の中に神社仏閣の点在する自然の豊かなエリアです。中心地の北山通り界隈も、繁華街とは違うしっとりと落ち着いた文化的な街です。

北山通りは京都の市街地のほぼ北の端に位置しており、洛北の中心地でもあります。とはいっても四条通りや河原町のように繁華街が続くのではなく、コンサートホールや教会などの文化施設、植物園が点在し、通りには洒落たカフェやレストランなどが並ぶ落ち着いたエリアで、通りを少し入るとそこは閑静な住宅街です。地下鉄北山駅を出ると、すぐに北山通りが東西に広がっており、ちょうど東京の山の手のような雰囲気を持つ街で、のんびりゆったりと緑の多い道を散策するのに適しています。

地下鉄北山駅を上がると、すぐ前を走る北山通りの南には京都府立植物園が賀茂川横まで広がっています。大正13年にオープンしたこの植物園は、珍しい種類の植物や、花菖蒲園、梅林、針葉樹林などがひろがる日本有数の植物園です。観光でちょっと疲れたときには、この中をのんびり散策するだけで森林浴もできていい気分転換になります。

植物園の横、鴨川河川敷には、北山通りから北大路通りまで南下する鴨川畔の道があります。半木(なからぎ)の道といい、春はソメイヨシノの枝垂れ桜が見事な並木道で、桜のシーズンにはお茶席も出て賑やかです。わたしも若かりし頃には彼女とこの道をよく散歩したものでした。また、自然の豊かな宝ヶ池公園もすぐそばにあり、野鳥の森や桜の森、子供の楽園などの施設もあって、ファミリーでの京都観光ではちょっと寄ってみると子供たちも楽しいでしょう。

北山通では、近年特に洒落たカフェやブティックが数多く出現しており、京都でも有数の静かでモダンなファッションストリートになりつつあります。近くにはノートルダム女子大や京都工芸繊維大学、京都府立大学があり、お洒落な学生の町でもあります。また、文化的な施設も充実していて、府立植物園と府立総合資料館の間、地下鉄の駅からほど近くには「陶板名画の庭」という有名な絵画庭園があります。安藤忠雄設計の敷地内には、モネの「睡蓮」やルノワールの「テラスにて」ミケランジェロの「最後の審判」など、世界の名画を陶板で表現している青空空間が広がり、アカデミックな気分も満喫することができます。

甘党の方々への北山通りのお店情報ですが、北山通りを少し東へ向かい、下鴨本通との角には文亀3年創業という個人的に一押しの凄い和菓子屋さんがあります。川端道喜といい、明治維新まで数百年の間にわたり御所のご用達だったという京都屈指の老舗です。吉野葛を使った名物の粽が有名で、予約が必要ですが北山通り土産としてお勧めの一品です。

京都というと雅な神社や寺社が数多くありますが、洛北を代表する静けさと荘厳さを併せ持つところといえば、やはり上賀茂神社と下鴨神社がその代表だと私は思います。京都駅からバスで約40分、上賀茂御薗橋バス停からほど近くに上賀茂神社はあります。御薗橋を渡ると境内で、芝生の敷き詰められた参道を進むと鮮やかな朱塗りの本殿が見えてきます。ここ上賀茂神社は正式名を加茂別雷神社といい、平安遷都以前からここに居を構えていた豪族の賀茂氏の氏神として建立された歴史のある神社です。

毎年5月には京都三大祭の葵祭りが行われることでも有名で、世界遺産にも登録されています。また小川が流れる境内では、そのロケーションの素晴らしさから、昔から映画やテレビの時代劇ロケが時々行われていますが、私もかつてある時代劇のロケで出演したことがあります。とはいっても通行人役のエキストラでしたが。境内を出て小川に沿っていくと、静かな佇まいの社家町へ入ってきます。社家は上賀茂神社の神職を世襲する家柄のことで、この界隈には社家の居宅が立ち並んでいます。社家の居宅は、神社から流れ出てくる明神川という小川の水をそれぞれの邸内に引き入れて池を作り、それを中心とした独特のつくりが特徴です。

この界隈には、初夏の頃に紫のかきつばたが咲く池で有名な大田神社、豊臣時代の造り酒屋「きくや」の建物を復元した愛染倉があります。歴史を感じさせる愛染倉には、京都民族資料館や京都染織文華館、茶室などがあり、着物や伝統文化についての展示が多くあります。近くには、珍しい水生植物が群生する深泥池(みぞろがいけ) がありますが、京都人の間では昔から幽霊伝説でも有名な池ですから、その手の話に弱い人は敢えて向かわないようにしましょうね。

京都駅からバスで約20分、上賀茂神社からもバスで約20分の位置に下鴨神社はあり、やはり上賀茂神社と同様に賀茂氏の氏神として作られた京都で最も古い神社のひとつで、こちらも世界遺産に登録されています。葵祭りは上賀茂神社との合同祭礼で、またお正月に行われる蹴鞠はじめでもよく知られた神社です。

この神社の参道は、うっそうと茂る糺ノ森(ただすのもり)で、森の面積は約12万平方メートルもあります。春は新緑、秋は紅葉の美しいこの糺の森は、その静けさがとても落ちつく空間です。

森を抜けたら朱塗りの楼門をくぐって美しくも荘厳な本殿へ向かいます。ここ下鴨神社の正式名は加茂御祖(みおや)神社といい、上加茂神社の親神様となっており、上賀茂神社と下鴨神社、両社をあわせて賀茂社とも総称されています。干支ごとに分かれた社に向かい、お参りするのは他の神社にない風習ですね。ここ下鴨神社での楽しみは、源氏物語にちなむ「恋」についてのおみくじで、読み終えた後はシオリとして使えようにきれいなデザインで作られているのです。

洛北は、広い範囲でみると「北山」など周りを取り囲む山々までがそのエリアに含まれ、ご紹介した以外にも数々の見どころがあります。少し足を延ばし、叡山電車の出町柳駅から鞍馬や貴船、八瀬遊園地まで出向いたり、さらに足を延ばしてケーブルやロープウェイを乗り継いで比叡山に登り、シャトルバスで山頂や天台宗の総本山「延暦寺」まで出向いてみるのもいいでしょう。洛北は、歩いてみてその良さが実感できるエリアですから、比叡おろしに吹かれてのんびりと気ままに散策されてはいかがでしょう。

京都駅の南界隈が洛南の市街地中心ですが、このあたりに点在する寺社を訪ね歩いていると、京都という街が持つ歴史の豊かさを実感することができます。和の世界、という言い方が適当かどうかは別として、東福寺から泉湧寺にかけての散策は、禅の世界の持つ美しさを体感したり、唐時代の中国との関係を髣髴とさせるような世界を垣間見れたりと、いにしえの日本を体感することができます。

東福寺東福寺は京都五山の一つで臨済宗東福寺派の大本山、九条道家が1239年に創建した京都最大の禅苑とも称される極めて禅寺らしい特徴を持った巨大寺院です。境内の三門は室町時代に建てられた日本最古の三門で、禅堂、東司なども室町時代の建築として大変貴重なものです。こうした建築物の簡素ながらも風格のある造詣の持つ美しさは、鎌倉時代に唐から伝来した建築様式がそのベースとなっており、それらすべてが禅の様式通りに並んでいる様子は圧巻です。

方丈と呼ばれる東西南北それぞれにある庭園は、枯山水様式でそれぞれ異なる美しさがありますが、特に苔と角石が市松模様に描かれている北庭が有名です。また禅寺としてのシンプルな美しさもさることながら、洗玉澗と呼ばれる渓谷に掛かる通天橋辺りは紅葉の名所としても有名で、鮮やかな彩と寺のモノトーンとの対比が素晴らしい景観です。

東福寺からはすぐ北にある泉涌寺は、真言宗泉涌寺派の大本山で、空海が草案を結んだのが始まりです。天皇家と所縁が深く菩提所ともなったことから御寺と呼ばれていました。その後、寺地の一角から清水が湧き出したことから泉涌寺と呼ばれるようになったのです。境内には、狩野探幽作の天井絵などがある重要文化財指定の仏殿があります。また大門の近くにある観音堂には、唐の玄宗皇帝が楊貴妃の冥福を祈ってつくらせた楊貴妃観音座像が祀られており、良縁や美容の御利益を求めて多くの女性が訪れています。

泉涌寺を出て、東山通りをさらに少し北上した今熊野神社近くには、漬物店の「おらがむらのニシダや」があります。京都の漬物のひとつにしば漬がありますが、ここは紫蘇がいっしょに漬け込んである独特の風味を持つシバ漬が有名です。昔は常備してよく食べたものですが、京都から離れて暮らすと何故かここのしば漬がとても恋しくなり、機会のあるごとに手に入れに行くお店です。漬物好きの人には味わってみて欲しい一品です。

洛南エリアガイド洛南では、京都の持つ歴史の豊かさを実感できる神社仏閣や街並みがあり、また南の平等院界隈では、平安時代の歴史や文化を体感したり、名産の宇治茶を味わうことも出来ます。

JR宇治駅から約10分、京阪宇治駅からは宇治橋を渡ったところから始まる平等院表参道は、老舗のお茶屋さんが立ち並び宇治茶の香りが漂う歴史のある道です。古い茶舗は室町時代から続いているらしく、落ち着いた趣のある参道を進むと平等院の表門です。表門をくぐって進むと池の傍の本堂である鳳凰堂が見えます。鳳凰堂は10円硬貨の図柄で誰でも知っているでしょうが、あらためて本物を見てみると、確かに平安貴族があこがれた極楽浄土の宮殿らしい装いです。

宇治平等院春には鳳凰堂の対岸に枝垂桜が咲き、翼廊を持つ優美な姿が阿字池に映る様は平安絵巻の物語の情景のようです。平等院は藤原全盛期に造られ、国宝であり世界遺産にも登録されている鳳凰堂は、平安時代の代表的な建物です。当時はかなり規模の大きな寺院だったらしいのですが、建武3年に楠木正成によって焼かれたりその後の応仁の乱で一時荒廃し、現在に残るのは鳳凰堂や鎌倉時代に再建された観音堂のみです。平等院から参道を戻って宇治橋を渡り、ちょうど宇治川を挟んで平等院の対岸に位置する宇治上神社へ向かいます。

春の季節には、この宇治川にかかる橋から天瀬ダム方面を眺めると、ソメイヨシノや八重桜の美しい色彩が眺められます。宇治の山裾に建つ宇治上神社は、平安時代に建てられた平等院の鎮守の社として崇められ、応神天皇や仁徳天皇、菟道稚郎子命(うじのわきのいらつこのみこと)が祀られていることで有名です。国宝になっているその本殿は、一間社流造りでできた現存する日本最古の神社建築となっており、また境内正面にある同じく国宝の拝殿は鎌倉時代に建てられた寝所造りの様式で、いずれも美しく貴重な建物です。また、境内には宇治七名水のひとつ「桐原水」の湧き水がありますから、ちょっと口を潤すのがいいですね。

平等院の近く、宇治川西岸には対鳳庵という宇治市市営のお茶室があります。宇治川を挟み鳳凰堂に相対していることから対鳳庵と名付けられたこのお茶室は、宇治茶の振興と茶道の普及を目的に作られたことから、お点前のことを知らない観光客も気軽に体験することができます。美味しい宇治茶と四季折々のお菓子をゆっくり味わいながら、源氏物語など多くの歴史や文化のある宇治の町の雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょう。

京都市街地の西、洛西を代表する金閣寺、龍安寺、仁和寺などの名刹が続くのが「きぬかけの路」です。ここでは国宝級の文化財や世界遺産をじっくりと鑑賞しながら、京都らしい街並みを楽しんで歩きましょう。京都駅から市バスで約40分、金閣寺道で降りるとすぐに「きぬかけの路」で、その入口近くの右手に見えるのが金閣寺です。室町時代に創建された金閣寺は、正式には鹿苑寺といい華麗な京都のシンボルとしてあまりにも有名な禅寺です。

龍安寺楓の参道を通って門をくぐると、すぐに金閣が鏡湖池に映える様子が見られ、その辺りは国の特別名勝庭園に指定されています。畠山石や細川石などの大名が献納した名石や茶室の夕佳亭など、金閣を中心とした回遊式庭園が見どころです。金閣寺から西へ向かうと右手に堂本印象美術館が見えてきます。同館は、近代日本画の大家である堂本印象の作品が展示されている美術館です。左手に立命館大学のキャンパスを眺めながらさらに進むと右手に龍安寺が見えてきます。

山門から参道を進むと石段がありますが、紅葉の季節には参道が真っ赤に色づいたトンネルのようになります。石段を登ると方丈と庫裏があり、ここからの前庭の眺めは時を忘れさせるほど癒されます。龍安寺は、戦国の武将であった細川勝元がつくった臨済宗の寺で、国の特別名勝に指定された方丈庭園は、三方を土塀で囲まれ白砂と石だけでつくられたシンプルな枯山水の禅庭です。石庭の代表格といわれ、世界的にも知られていますが、その作者や作られた年代についてはいまだ不詳のままです。

きぬかけの路へ戻り、さらに西に進むと右手に仁和寺への参道と巨大な仁王門が見えてきます。仁和4年に宇多天皇によりつくられた仁和寺は、宇多天皇が居所としていたことから別名「御室御所」ともいわれ、京都御所から紫宸殿を移築した国宝の金堂や重要文化財の五重塔、御影堂など格調高く優美な建造物が多くあります。また、端正な庭には遼廓亭と飛濤亭というひなびた風情の茶室があり、当時の貴族の風雅な趣がうかがえます。

このきぬかけの路近くには、他にも足利家の菩提所で庭園がとても美しい等持院や、七堂伽藍が並ぶ妙心寺、静寂な雰囲気の中でお抹茶のいただける退蔵院など、他にも見どころがいっぱいです。また、レンタカーを借りている場合には、仁和寺前から周山街道を走って高雄へ向かうのもいいでしょう。周山街道は、京都から丹波方面へ抜ける道で、仁和寺前から御室川の谷を抜けると高雄で、そこからさらに進むと京北町の周山へ至ります。

洛西エリアガイド洛西には、金閣寺をはじめとした名刹が続く「きぬかけの道」があります。嵯峨野や嵐山には鄙びた趣のある寺社が点在し、春の桜や秋の紅葉の名所としても知られています。

古社寺や草庵、竹林など風情のある嵯峨野、いにしえの平安貴族が四季折々の変化を愛でた嵐山、この界隈は春の桜や秋の紅葉の名所としても有名で、訪れる人が絶えることのない景勝地であり一大観光地でもあります。また、玩具やオルゴールなどの小さな博物館も点在しており、景観を楽しみながら社寺を訪ね、そうした博物館にも寄ってノスタルジックな気分で和んでみてはいかがでしょう。

桜の春から始まり、 夏は青葉のまぶしい竹林、 秋は燃えるような紅葉、 冬には小雪がちらちらと舞う、嵯峨野はそんな美しい自然の豊かなところです。また、清涼寺、落柿舎、二尊院、常寂光寺とそれぞれ由来のある平安時代からの歴史がとうとうと流れている情緒豊かなところです。嵯峨野へは、京都駅からバスで50分、嵯峨釈迦堂前で降りると清凉寺まですぐです。
天龍寺天龍寺
清涼寺では三国伝来の国宝である釈迦如来像は圧巻で、ほかにも仁王門や多宝塔など見どころが多くあります。清涼寺から落柿舎へ向かってしばらく歩くと、嵯峨野らしい長閑な畑が広がる風景の中に落柿舎が見えてきます。落柿舎は、松尾芭蕉の門下の俳人、向井去来が閑居していた庵で、芭蕉も度々訪れており、ここで嵯峨日記を記したという言い伝えが残っています。落柿舎から常寂光寺へは約5分、のどかな道を歩きます。

常寂光寺は、日蓮宗の日禎上人が隠棲した庵がはじまりといわれており、「小倉百人一首」の選者であった藤原定家の時雨亭があったところともいわれています。小高い小倉山の中腹には、本堂、妙見堂、多宝塔が並び、「常寂光土」に遊ぶような風情があるところから常寂光寺」と名付けられました。石段の参道を登っていくと、仁王門付近は紅葉の季節には真っ赤に色付いたトンネルとなり、紅葉の名所としても有名です。また、多宝塔まで登ると京都の街並みが一望できます。

常寂光寺からほど近くにある二尊院は、承和年間に嵯峨天皇の勅命で慈覚大師を開祖として建立した天台宗の寺院です。境内はとても広く山裾まで伽藍が点在し、その奥の方には百人一首ゆかりの藤原定家の時雨亭跡といわれる場所があります。本尊の「発遣の釈迦」と「来迎の阿弥陀」の二如来像が本尊であることが寺名の由来だとも言われています。また、紅葉の季節には参道が紅葉で埋まる紅葉の名所にもなっています。

この嵯峨野界隈には、ほかにも平家物語の哀話で知られる祇王寺、小倉山の麓にある化野念仏寺など見どころのある寺社が多く点在しています。また、世界中のオルゴールの集まる「京都嵐山オルゴール博物館」や、明治から昭和の日本の玩具が数千点展示されている「想い出博物館」、江戸期の人形が20万点以上展示されている「博物館さがの人形の家」など、小さな博物館が点在していますから、歴史探索の合間に気軽に訪れてみましょう。さらに嵯峨野から嵐山までは徒歩圏内、元気のある人は庭園の素晴らしい天龍寺や渡月橋あたりの四季折々にかわる趣のある景色を楽しみに歩きましょう。

京都での観光で誰もが必ずといっていいほど一度は訪れるのが、八坂神社から清水寺にかけての東山界隈です。有名な寺社仏閣が点在し、京都観光ではこのエリアを「古都・京都」のイメージとして捉えている人々がかなり多く、京都の人気ナンバー1の観光地でしょう。このエリアでは、両側に土産物店が続く清水坂を起点として、三年坂から二年坂、そしてねねの道へと下河原の石堀小路を進みます。
清水寺清水寺
石堀小路では、通り沿いに小料理屋さんや老舗の旅館がひっそりと佇んでおり、静かでとても風情のある小道です。また、写真を撮るにも素晴らしいロケーションで、のんびりと土産物店を冷やかしたり、素敵な風景や散策を楽しみましょう。約20分ほどぶらぶらと歩いたら、境内に秀吉とねねが祀られている事で知られる高台寺が見えてきます。春は枝垂れ桜、秋には萩や紅葉が美しい寺としても有名です。高台寺からは、同じく京都らしい石畳の道を八坂神社方面へ進みます。

京都の人は、八坂神社のことを親しみを込めて「祇園さん」と呼びます。実際、古くには祇園感心院とも言われていて、明治になってからの神仏分離によって、当地の地名から今の八坂神社に改められたのです。祇園さんは四条通の東の突き当たりに位置する由緒正しき神社で、祇園造と呼ばれる建築様式で建てられています。境内には重要文化財に指定されている本殿と舞殿があり、舞殿には祇園のお茶屋さんが奉納した提灯がずらりと掛けられていて、そこでは祇園花街と共存しながら発展してきた社の歴史を感じることができます。また、毎年7月に京都の市街地で1ヶ月間に及んで繰り広げられ、クライマックスには山鉾巡行が行われる祇園祭は、ここ八坂神社のお祭りです。

祇園さんのすぐ横には静かな自然に囲まれた円山公園があり、そこからほど近いところに知恩院の三門があります。日本最大といわれる三門や日本三大梵鐘、鴬張りの廊下など、ここも見所が多く外せないお寺です。また、円山公園の一角には「長楽館」という歴史あるロココ様式の洋館内にカフェレストランがあり、私も若い頃よく利用したことがあります。明治のタバコ王「村井吉兵衛」の別邸として作られたもので、当時のままの調度品を使った喫茶室は、他では体験することのできないノスタルジックな時間を過ごすことができます。

洛東エリアガイド洛東は東山の裾に広がる街で、有名な神社仏閣が集中する観光では必ず訪れる街です。また祇園という花街もあり、伝統的な京料理の店も多く、舞妓さんを見かける風情のある町です。

銀閣寺から若王子神社あたりまで、琵琶湖疎水の畔に沿って続く「哲学の道」は、哲学者の西田幾多郎が思索に耽りながら散策したことから「思索の小径」と呼ばれるようになり、それがいつの間にか「哲学の路」と呼ばれるようになったらしいです。私が学生の頃は、いまほどには知られておらず、春の桜の季節には悩み多き年代らしく?よく考え事をするのにぶらぶら歩いたものです。

銀閣寺今はその疎水両岸に植えられた桜をみるために、春は多くの人出で賑わいますから、思索をするにはちょっと難しい環境ですが、ほんの少しシーズンを外せば思いのほか静かでのんびり歩くこともできます。桜の季節以外でも、夏は木々が直射日光を遮ってくれて、疎水の水が涼しさを感じさせてくれますし、秋には紅葉が見事でまた多くの人で賑わいます。冬はしんしんと雪の降る静寂な道を歩くのも風情があっていいものです。

京都駅からは市バスで約30分、「銀閣寺道」バス停を降りて少し歩くと銀閣寺です。門前のお土産物屋さんを冷やかしながら門をくぐると、参道にはとても風情のある竹垣が組まれています。この竹の生垣には椿が植えられており、春のシーズンには見事な赤い花をみることができます。銀閣寺はその正式名を慈照寺といい、臨済宗相国寺派の禅寺です。足利義満の金閣を模して足利義政によってつくられた国宝の銀閣は観音殿といい、創設当時の雅やかな姿がそのまま残っています。庭園は特別史跡、特別名勝に指定されており、禅の様式である枯山水と池泉回遊式の素晴らしい庭です。

銀閣寺を哲学の道沿いに南へ下り、勾配のある洗心橋を登って右に折れると散り椿の美しい法然院があります。鎌倉時代に、法然が弟子たちと六時礼讃行を修した草庵に由来している寺で、苔むした庭や数寄屋造りの山門など鄙びた風情が美しい寺です。谷崎潤一郎など有名な文人の墓が多くあることでも知られています。法然院からさらに南へ下り、蛍が乱舞する大豊橋を越えると、子年生まれの人にとても親しまれている大豊神社があります。ここには狛犬ならぬ珍しい「狛ねずみ」の石像があるので有名で、ねずみはこの神社では神の使いとして大切に扱っているのです。

大豊神社から約10分、哲学の道の南端には京都三熊野のひとつである若王子神社があります。元は若王寺とその鎮守社でしたが、明治に行われた廃仏毀釈により神社だけが残りました。ご神木である梛(なぎ)は、その名の通り、あらゆる苦難をなぎ倒してくれることで信仰を集めています。また、背後にある小山の若王子山の紅葉は有名で、秋には多くの人々が訪れます。また、この山頂には同志社大学の創始者である新島襄夫妻の墓があり、私も登って訪れたことがあります。この哲学の道沿いや近くには、橋本関雪記念館や泉屋博古館、野村美術館などの小さなミュージアムも集まっていますから、散策がてら訪れてみるのもいいですね。

東山区祇園・白川南通祇園白川
白川は東山の麓から南西へ曲がりくねりながら流れ、最後は鴨川へ流れ込みます。地下鉄の東山駅を出てすぐの三条通りにある白川橋を起点にして、流れに沿って続く道を知恩院方面に南下すると、川沿いに並んでいる柳が揺れており、京都らしいしもた屋風の古い街並みとしっくりと合って何ともいえない風情がある緑の散策路です。途中、「東梅宮・明智光秀墳」という小さな祠があり、明智光秀の木像が本尊として祀られています。隣には光秀の首塚である五輪塔墓もあります。

この祠を管理しているのが、すぐそばにある「餅寅」という饅頭屋さんで、明智家の桔梗の紋の入った「明智饅頭」がここの名物です。さらに南下すると阿闍梨橋が見えてきますが、この辺り、川辺に並ぶ緑の柳がうっそうと大きく垂れ下がり、川底の水草の緑と合わせて独特の景観を形作っています。知恩院の参道が見えてくると、柳の下に小さな花が咲いていたり人力車が走っていたりと、まるで絵葉書のような映画のロケでもよく使われている風景があらわれます。

東大路通りへ出て新門前通りへ入ると、古美術商がずらりと並ぶ通称ダルマストリートとなり、外国人観光客がよくアンティックな美術品を物色しています。さらに南へ下り、新橋通り辺りまで来ると祇園はもう間近、舞妓さんの歩く姿もちらほら見かけます。いよいよ祇園の北部、祇園乙部と呼ばれる界隈に入ってくると、花見小路では都踊りが開催される祇園甲部歌舞練場が見えてきます。辰巳大明神近く、川面に錦鯉の泳ぐ巽橋を渡ると白川南通りで祇園の北部の中心地、3月末から4月にかけて枝垂れ桜のライトアップが素晴らしい、なんとも情緒のあるエリアになります。白川は白川通りの西の端、川端通りとぶつかったところで鴨川に流れ込みます。

最新記事【2007年06月10日】

名前:Kazu
出身地:大阪
趣味:国内、海外を問わず旅行大好き!
メール:info※ryoko-net.com (送信時は※を@に変換して送信してください。スパムメール対策です。)

訪問者の皆様はじめまして。「京都エリアガイド」の管理人Kazuです。
当サイトに来ていただけるだけでもうれしいのに、「運営者情報」などというマニアックなページにまで足(?)を運んでくださり、嬉しいやらお恥ずかしいやら。。。

私はこどもの頃、京都にほど近い大阪北部の街に住んでいましたが、
京都の大学で学ぶことになったのを契機に学生時代の4年間を京都市内の下宿で過ごしました。

卒業してからも、今でも時間があれば京都の街を散策しています。
京都には四季それぞれの魅力があり、世界に誇ることのできる伝統文化や
歴史が息づく情緒豊かな街です。

私が過ごしていた市電が路面を走っていた頃とは街の様相はずいぶん変わりましたが、
それでも京都の持つ本来の雰囲気は昔と全く変わっていません。

そんな、私が大好きな京都の魅力について少しでも皆様に知っていただきたいと、学生当時の思い出を重ね合わせながら、現在の京都の魅力について少しご案内してみました。

不慣れなサイト作りのため、「目にやさしい」、、、、、からは程遠いですが、京都観光の際のお役に立てて頂けたら幸いです。

Kazu 2007/6/15

京都市観光エリアガイド

京都は観光都市として世界的に名高い都市で、観光には神社仏閣巡りを中心としたプランが代表的ですが、街のあちこちに古い伝統や歴史的な史跡の残る繁華街をゆっくり散策するのも大きな楽しみです。京都は大きく分けて5つのエリアに分かれ、それぞれに見所が散らばっています。歴史や伝統文化の息づく街並みを歩いてみたり、京都の持つ風情や独特の時間の流れを体感したり、そんな京都街歩きにお役立てください。